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広報戸田市 2017年4月1日号

「畦道」

 かつての戸田市は、農業が盛んで市内のいたるところで田畑を見ることができました。

 農業用の灌漑のため市内には縦横に用水路が流れており、例年4月1日に見沼代用水が通水すると、水がよく流れるよう農事組合(地区)ごとに協力して用水ざらいが行われていました。

 市内の農地は、昭和30年代には900ヘクタール以上ありましたが、その後の急速な都市化の流れの中で激減していき、平成3年度の税制改正および平成4年度の生産緑地法改正により全て市街化区域内の農地になったことで農業の継続が難しい状況となりました。

 戸田市は、昭和から平成にかけてその姿を大きく変えていくこととなりました。