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広報戸田市 2017年4月1日号

  新年度になり、皆さん新たな目標も定まった頃でしょうか。目標達成のために一番大切なことは、元気でいること、健康第一です。そのためには、きちんと検診を受けることが肝心です。市民医療センターでは、2016年度に約800人に肺がん検診を受けていただき、そのうち2人に肺がんが発見されました。2人とも専門医療機関で手術を受け、現在は回復されています。気管にできるがんは喫煙者に多いので、現在タバコを吸っている人や過去に吸っていた人は、痰の検査を行いましょう。

 また、レントゲンでは、肺のほか血管や背骨、皮下脂肪も写るので、動脈硬化や側彎、肥満もわかります。

 がん検診の対象者には、市から案内の通知が届きます(例年6月下旬頃)。市民医療センターでは、平日受診できない人のために日曜検診を設けます(9月・10月頃)ので、ぜひご利用ください。

 なお、肺の病気には、時に肺がんよりも生活に支障をきたすCOPD(慢性閉塞性肺疾患:肺気腫、慢性気管支炎)があります。肺がん検診の結果が「精査不要」でも油断せず、禁煙を含め健康管理に努めましょう。

市民医療センター医長 内科 松宮 晴子


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