とだ食べ残し持ち帰り運動について
とだ食べ残し持ち帰り運動について
飲食店で食事をした際、どうしても食べきれずに料理を残してしまい、「持ち帰ることができればよいのに」と思ったことはありませんか?
戸田市では、そのような食品ロスの削減を目的として「とだ食べ残し持ち帰り運動」を実施し、戸田市民・事業者が一丸となって食品ロスの削減に繋げられるよう、取り組みを行っていきます。
市内飲食店の皆様へのお願い
「とだ食べ残し持ち帰り運動」に御賛同の上、その取り組みを積極的に実施していただける協力店を募集します。
協力店においては、お客様が残した料理の持ち帰りを希望された場合(注釈1)に、持ち帰りを推奨していただき、戸田市が配布するドギーバッグ(注釈2)をお客様へのお渡しいただきます。
(注釈1)持ち帰りはお客様の自己判断、自己責任となります。料理の性質上(生ものや未加熱のもの等)、持ち帰りに適さない場合は、お持ち帰りをお断りいただいても問題ありません。
(注釈2)ドギーバッグとは
飲食店等で食べきれずに残してしまった料理を持ち帰るための容器のことです。
戸田市でも、洗って繰り返し使用することができる、環境に優しいドギーバッグを作成いたしました。こちらは、「食べ残し持ち帰り運動」協力店へ配布し、持ち帰りを希望されるお客様へお渡しいただく予定です。(数に限りがございます。)
(画像)戸田市ドギーバッグイメージ
申込方法
専用のサイトから応募フォームにてお申込みください。
募集期間:2025年(令和7年)10月1日(水曜)から11月30日(日曜)まで
協力店のお申込みをいただける場合は、市のホームページやSNSにて、店舗の情報を公表します。
また、協力店の皆様に対して、ドギーバッグとお店に掲示していただくステッカーを配布いたします。
持ち帰りにあたっての注意事項
食べ残したものを持ち帰る場合は、衛生上問題がないかを確認しましょう。
- 帰宅までに時間がかかる場合は、持ち帰るのをやめましょう。
- 持ち帰る料理は、十分に加熱されているものかつ、帰宅後に再加熱が可能な食品を選びましょう。
- 持ち帰った食品は、適切に保存し、早めに食べきりましょう。見た目やにおいが少しでも怪しいと思ったら、口に入れるのはやめましょう。
その他の詳細は、消費者庁・厚生労働省「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン~SDGs目標達成に向けて~」をご確認ください。
食品ロスの現状と課題
日本では、年間約464万トン(令和5年度推計値)の食品ロスが発生しています。その内訳は、家庭系の食品ロス(料理の作り過ぎによる食べ残しや買ったのに使わずに捨ててしまうもの、料理の際の皮のむき過ぎ等)233万トン、事業系の食品ロス(店舗での売れ残りや返品、飲食店での食べ残し、売り物にならない規格外品等)231万トンとなっています。
戸田市においても、家庭系可燃ごみ排出量のうち、食品ロスの割合は12.6% を占め、1人あたり48g/日の食品を捨てていることになります。
世界に目を向けてみると、途上国を中心に十分な栄養を取ることができず、飢餓で苦しんでいる人が多くいます。その一方で、日本のような先進国では、まだ食べられる食品が多く捨てられているのが現状です。
また、日本の食料自給率は約38%(令和5年度概算値)と、先進国の中でも低く、多くの食べ物を海外からの輸入に頼っています。この状況は社会全体で解決していかなくてはならない課題の一つです。
食品ロスは、単なる資源の無駄遣いにとどまらず、環境負荷や経済的損失も引き起こしています。廃棄された食品を処理するためにはエネルギーやコストがかかり、その過程で二酸化炭素も排出しています。また、食料資源は限りあるものであり、その浪費は世界的な食料不足や飢餓問題とも密接に関連しています。
このことから、日本の食品ロス問題は早期に解決すべき重要な課題であり、その削減にはわたしたち一人ひとりの工夫と努力が必要です。
わたしたちにできること
食品ロスを削減するために、わたしたちにできることはたくさんあります。一人ひとりの意識と行動が、食品ロス問題解決への大きな力となります。意識的に取り組んでみましょう!
家庭・買い物編
- 買い物前に冷蔵庫や食品庫に残っている食材をチェック!
- 必要な分だけ買おう!(まとめ買い等による買いすぎに注意!)
- 手前どりを実践してみよう!(すぐに使う食材は、割引されている商品や、賞味期限の短い手前に配列されている商品を積極的に購入しよう)
家庭・調理編
- 食材を適切に保存しよう!
- 食材を上手に使い切ろう!
- 食べきれる量を作ろう!
- それでも余ってしまう食品は、早めにフードドライブ等を検討しよう!
外食編
- 小盛メニューやハーフサイズを活用し、食べられる量だけ注文しよう!
- どうしても残してしまった料理は、お店と相談して持ち帰ることも検討しよう!
- 宴会時は、3010運動を実践してみよう!