このページの本文へ移動
ページの先頭です。
トップページ > 組織からさがす > 市長公室 > めるまが9(2011年1月11日配信)

本文


めるまが9(2011年1月11日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田市各課の紹介

(1)政策形成アドバイザーの徒然

10years
私がシンクタンクの世界に入り10年を超えました(たぶん、もう少し長いかも)。同じシンクタンクの世界でも、株式会社、地方自治体、財団法人と所属をかえてきました(転職してきました)。いろいろな立場を経験することで、きっと私の視野が拡がったと思っています。この10年を振り返ると、正直、「あっ」という間だったと実感しています。
渡辺美里さんの「10years」という歌の中に、「あれから10年も この先10年も・・・」という歌詞があります。皆さんは「あれから10 年」が経過し何を得ましたか。そして、「この先10 年」はどのように生きていきますか。私は「あれから10年」も「この先10年」も、いろいろと考えることがありますが、内緒です(個別に聞いてください)。
自治体政策を進めるためには、10年くらいのスパンで捉えないと効果があがらないと考えています。ところが実際は、相次いで変わる首長の存在であったり、職員の数年の異動であったりして、中長期で考える傾向が薄れています。しかも現在進められている地方自治法改正の一つの項目に、市町村基本構想の策定義務の廃止も検討されています。これでは、ますます視野の狭い自治体政策になりかねません。
自治体政策を推進する当事者は、日々の業務で忙殺されているとは思いますが、自発的に中長期の視野を持って取り組んでほしいと思います(私はそうしています)。10年後の望ましい姿を明確に描いて、それを実現するために、一歩一歩確実に前進してほしいと思います。そうしていくことが、住民の福祉の増進を創出する強い自治体になっていきます。
(政策形成アドバイザー 牧瀬稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

これからのまちづくりと新たな人材発掘の研究~新たな市民参加の手法「プラーヌンクス・ツェレ」~
政策研究所では、市民と行政の協働によるまちづくりを進めるため、上記テーマにて研究を行っています。
これまで自治体では、市政運営に市民の声を活かすために、多様な方法により市民意見の収集・反映につとめてきました。しかし、これらの手法は市民公募によるものが多く、特定の市民が顔を出しがちで参加者が偏る、また、一部の利害関係者の意見が多く反映される、などといった問題点も多くあります。
そこで、これらの問題の解決策の1つとして近年注目されているのが「プラーヌンクス・ツェレ」というドイツ生まれの新たな市民参加の手法です。
この手法は、無作為抽出で選ばれた市民が、限られた期間、有償で、様々な専門家から情報提供を受け、特定のテーマについて議論し提言を行う、という市民討議手法です。無作為抽出により参加者を募ることが最大の特徴で、サイレントマジョリティーと呼ばれる一般市民の声なき声を抽出することができます。また、参加者同士による互いの意見を尊重しての合意形成が可能となり、利益誘導や専門家の意見に偏らないことや、参加した市民がその後、地域社会への参加意欲が高まる点などが、メリットとして挙げられます。
本研究では、この「市民討議会」の先行事例を調査しつつ、本市の現状と課題から本市における望ましい市民参加の手法を模索します。
(研究員 佐藤 真由美)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

地域資源を考える
先月、市町村アカデミーで約2週間合宿の研修に参加した。全国から職員が参加しており、交換した名刺には各地のご当地自慢が満載であった。富士山、日光杉並木、姫路城、さぬきうどん等々。戸田市は東京に隣接した数あるベッドタウンの一つ。歴史や文化、郷土料理等の地域資源に恵まれたまちがとても羨ましかった。
年末年始、実家がある静岡の磐田市へ帰省した。久しぶりに改めて駅前商店街を見ると、閉店してしまった店が目立った。磐田市もヤマハ発動機の本社があったり、Jリーグのジュビロ磐田の本拠地であったりと一見すると華やかであるが、地方都市の厳しい現実もやはりそこにはあった。研修の時に羨ましく感じたまちも、きっと陰には様々な課題を抱えているのだろう。
埼玉へ戻る新幹線で、ぼんやりと夜の車窓を眺めていた。まちには一軒一軒明りが灯っている。それが、そこに暮らす人たちの思いに見えた。人はそれぞれ様々な思いを抱きそのまちで生きている。そうだ!歴史も文化も人が創り出すもので、まちの一番の魅力、一番大切なもの、一番の地域資源はやはり「人」なのだ。私は本務で広報を担当している。まちで暮らす人たちをつなぎ、思いをつなぐ。広報はその大事なかけ橋である。地域の活力の源になるような広報であらねばと、新年思いも新たにした。
(研究員 鈴木 政徳)

(4)戸田市各課の紹介

なるほどわかった「ロープ」の会
先月は、戸田市政策研究所が主催する庁内自主勉強会「戸田ゼミ」のご紹介をしましたが、今月は職員が自主的に開催している自主勉強会『なるほどわかった「ロープ」の会』をご紹介します。
このロープの会は、戸田ゼミ出身者や若手職員が中心となって立ち上げた勉強会で、月に1回各課の担当者に事業紹介をしてもらい、参加者と情報を共有する場としています。この会を立ち上げるきっかけとなったのは、役所の窓口は多種多様であり、市民にとっては分かりづらいということです。案内する職員によっては提供する情報が足りない、間違った情報の提供(あってはならないが)などといった行政サービスの低下が懸念され、自らの業務以外のことを知り、より良い市民サービスを提供したいという積極的な職員の発案によるものです。
毎回講師担当者には自らの業務を説明するということで、業務を振り返る場となっていることや、会開催後には懇親会を開催しコミュニケーションを図るなど主目的以外にも効果を生んでいます。また、今後はこの会に参加した職員が異動となった場合、会で説明を聞いていることでの効果が期待されます。
立ち上げから約1年が経過し、参加者も毎回20人~30人と多く、発起人同様多くの職員がこのような場を求めていたことを実感しています。戸田ゼミとは別の自主勉強会ですが、受け皿となる勉強会が増えることで、職員同士が切磋琢磨できる環境が充実することを期待しています。
(主任研究員 山本 哲史)

ご意見をお聞かせください
お求めの情報が十分掲載されていましたか?
掲載情報について
ページの構成や内容、表現は分かりやすいものでしたか?
ページ構成、内容について
この情報をすぐに見つけることができましたか?
情報の見つけやすさ
(注釈1)いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。
(注釈2)ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。

ページトップへ