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めるまが54(2015年8月10日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

人口を考える「何もしない」の視点
人口を考える視点として「何もしない」という選択肢があります。積極的に「何もしない」を選ぶ自治体がある一方で、もしかすると実際には「何もできない」と言ったほうが正しい自治体もあるかもしれません。何れにしろ「あえて現象を放置する」という考えも政策の一方向性となります。人口を考える時にトピックスとして挙がるのが「団塊世代」です。団塊世代は「1947年から1949年までの3年間に出生した世代」を意味します。
団塊世代の3年間の合計は約806万人になります。同世代の前期高齢者(65歳以上75歳未満)が多くなるのが2015年です。後期高齢者(75歳以上)になるのが2025年からになります。言い方がとても悪く申し訳ないのですが、団塊世代が平均寿命を全うして亡くなるのは、男性は2027年、女性は2033年からとなります。同世代が後期高齢者になり亡くなるまで「何もせず耐える」というのも一つの選択肢です(極論です)。
一般的に高齢者の増加は、自治体の扶助費の増加を招き財政が逼迫化します。扶助費をどのように圧縮化するかが持続的な自治体運営の鍵となります。地方圏においては2030年をピークに高齢者が減少していきます。一方で都市圏は高齢者が2040年過ぎまで増加していきます。地方圏の自治体は、あと十数年を耐えれば、自治体運営の光明が見えてくるかもしれません。そして耐える一つの手段として「(極力)何もしない」があります。
今回まで人口を考える視点として、「自然動態」「社会動態」「何もしない」を言及してきました。3つの中で何かに特化した政策を考えるのではなく、すべてを選択肢として捉え、それぞれの力点(政策の比重)を意識しながら総合的に進めていくしかありません。また人口増加を達成するには数年では結果はでません。十数年かかるものです。その意味では、行政の継続性が求められます。次回以降は、具体的な取組みについて紹介します。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

2013年度まちづくり戦略会議において、「戸田ボートコースの水辺環境を活かしたまちづくり」が研究されました。これを事業化するため、2014年度よりボートコースの整備の実現及びその利活用に向けて、関連する所管課の担当者で検討会議を組織し、議論を重ねてきました。
今年度の検討会議の活動は、東京都内の水と緑を基調とした代表的な公園の視察を行ったり、地元町会役員との懇談会、埼玉県担当者との打合せに向けた協議など、ゆっくりではありますが前進しています。
また、政策研究所では、今月から約1ヶ月の期間でインターンシップ実習生5名を受け入れています。インターンシップ実習生は政策研究所の研究補助を行いながら、個人テーマに対する調査研究及び提言書を作成し、最終日には市長及び副市長に政策提言のプレゼンテーションを行います。
提言の内容については、政策研究所ホームページで紹介しますので、楽しみにしていてください。
(主任研究員 内山 敏哉)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

8月1日、戸田市の一大イベントである「戸田橋花火大会」が盛大に開催されました。以前花火大会の主担当を務めていたため、異動後も当日は警備員として協力してきましたが、今回は同僚の配慮により5年ぶりに観覧者として楽しむことができました。
花火大会の開催までには多くの仕事があります。しかし、担当者としては花火大会が無事終了し、多くの方にとって素晴らしい思い出ができれば、これまでの苦労も報われるというものです。
このように毎年思っていた中、戸田橋花火大会の一観覧者となったことで、今までと違うと感じたことが一つありました。それは、ずっと夜空を見上げて花火を楽しんでいたということです。普通、花火が打ち上がると光り輝く様子を観ようと上を向きますが、担当者であった私は火の粉やガラが客席に落ちないか不安で、花火の消える部分ばかり観ていたことを思い出しました。
これまでのプレッシャーから解放され、純粋に楽しむことができた今年。子どもの頃から楽しんでいた戸田橋花火大会の良さを、しみじみと実感することができました。
花火大会のように、行政の仕事でこんなにも多くの方を感動させられる仕事は少ないと思います。今後も、市民に愛され、市外の方にも楽しんでいただけるような戸田市自慢の花火大会として、ずっと続いていくことを願っています。
(研究員 長谷川 昌之)

(4)戸田ゼミの取り組み

第3回(7月9日)の報告
第3回目は、研究所の政策形成アドバイザーである牧瀬先生から、ライバルを設定すること、6W4Hを意識すること、といった助言をいただきながら、4班に分かれてグループワークを実施しました。テーマは、ゼミ生に若手職員が多いため、1点目は基本事項である「戸田市の強みと弱み」について、2点目は「効果的なイベント実施のために調査すべき事項」としました。各班ともに活発な意見交換が行われ、班毎の発表では、それぞれのテーマについて今後の研究に多いに役立つ意見が出されました。
第4回(8月18日)の案内
第4回戸田ゼミでは、神保市長から市の重点施策についての講話をいただきます。終了後は、市長との懇親会を予定しておりますので、ゼミ生にはこの貴重な機会に、市政に込める自身の熱い想いを市長に語っていただきたいと思います。
日時:8月18日、午後6時から
場所:文化会館高砂の間
(研究員 川田 哲朗)
 

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