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めるまが41(2014年5月12日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

相次ぐ自治体シンクタンク
今春には、安城市と高浜市(以上愛知県)と佐世保市(長崎県)に自治体シンクタンクが登場しました。安城市は「安城市みらい創造研究所」という名称です。高浜市は「アシタのたかはま研究所」です。佐世保市は「佐世保市政策推進センター」を設置しました。一方で弘前市(青森県)も自治体シンクタンクの開設に向けた検討チームを発足させました。
筆者の調査によると、安城市、高浜市、佐世保市を含めた自治体シンクタンク数は35団体となります。全国で市区町村が設置主体となっている自治体シンクタンクは35 団体あります。もちろん、中には開店休業に近い自治体シンクタンクもあるでしょうが、組織として残っている数が、昨年度末時点で35 団体あります。傾向的には、少しずつ増加しています。
戸田市政策研究所は設置されて7年目に入りました。過去、多くの自治体職員や議会議員が同研究所に視察に来ました。視察として選ばれる自治体シンクタンクになっています。しかし6年も経過すると、自治体シンクタンクの一つの役割でもある「ブレークスルー力」が弱っている気もします。その理由は、組織としての「慣れ」があるのかもしれません。
ブレークスルーは「困難や障害を突破すること」という意味があります。もしかすると、過去6年間で戸田市政策研究所が困難や障害を突破しつづけて、今は困難や障害がなくなっているのかもしれません。そのため同研究所のブレークスルー力が発揮されない(?)状況かもしれません。今年度の「めるまが」は戸田市政策研究所を振り返ってみます。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

戸田市政策研究所は2008年4月に設置されて以来、今年で7年目を迎えています。これまで様々な研究を行ってまいりましたが、研究所を設置した当時である2008年度に行った研究のひとつを紹介します。
「イケチョウ貝を活用した水質浄化とブランド化に関する展望」とのテーマで、戸田ボートコースの水質浄化と、副次的な産物として得られる淡水真珠の活用について研究を行いました。当時、埼玉大学科学分析支援センターと連携し、水質浄化能力の科学的な実証を行い、また、戸田産の真珠を使用したアクセサリー教室を開催するなど、ブランド化に向けた戸田市としての方向性を見出した研究となっています。過去の研究報告は、市のHPに掲載しておりますので興味のある方はぜひご覧ください。
戸田市政策研究所の設置からの6年間、人生でいえば生まれたばかりの赤ん坊が成長し、すっかりランドセルが似合うようになるほどの時間が経過しています。これまで、プロジェクトチームの設置や大学との連携など、刻々と変化する時代に対応すべく着実な歩みを続けている組織ですが、私もその一員として、停滞することなく一緒に成長を続けていきたいと考えています。
本年度の研究テーマは今後のメルマガで紹介してまいります。
(主任研究員 生出 豊)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

文化庁「ことば食堂へようこそ!」
このところ日本語の乱れが指摘されている。これから先この流れを食い止めることができなければ日本語文化の危機的状況と言っても過言でない。言葉の乱れは若者だけの問題と思われがちだが、私を含めた多くの職員にも横行しているのではないか。今一度、日頃の言動に神経質にならなければと身の引き締まる思いだ。
その一例として、慣用句等の本来の意味を理解していないことで誤った使い方をしてしまった経験はないだろうか。例えば、「気が置けない人」を、本来の意味である「相手に対して気配りや遠慮をしなくてよい」で使う人が42.7パーセント、間違った意味である「相手に対して気配りや遠慮をしなくてはならないこと」で使う人が47.6パーセントと、逆転した結果(文化庁「2012年度国語に関する世論調査」)も出ている。
この事態を踏まえ、興味深いホームページが開設された。この際、文化庁の「ことば食堂へようこそ!」にぜひアクセスしてほしい。現在(5月7日)、全20話の中2話が公開されているが、内容を確認すると、自分の浅学に改めて気付かされる。赤っ恥をかかないで済んだことに感謝したい。
今後、このホームページに取り上げられた慣用句等を危険回避のために使用しないのか。それとも挑戦的に日常会話で使っていくか。慣用句等の成り立ちを知らないが故に招いた誤使用が、これからますます広まっていかないよう、正しい理解の下、積極的に使用することによって、日本語文化の継承が実現されるものと期待したい。日本語の持つ美しさは日本人でしか伝えることができないのだから・・・。
(副所長 梶山 浩)

(4)戸田ゼミの取り組み

戸田市政策研究所では、職員一人ひとりの政策形成能力の向上を目指して、庁内自主勉強会「戸田ゼミ」を開催しています。この勉強会は、参加希望者を対象に月1回程度開催しているもので、今年度で7年目を迎えています。
昨年度は「戸田市シティセールス戦略」をゼミ生が分析し、それに関する課題図書の講読や意見交換を通じ、本市のシティセールスのあり方について議論しました。また、パレスチナで活躍されている現役の国連職員を招いての公開講座では、世界の情勢や外から見た日本、地方自治体等について講演していただき、参加者にとって大変貴重な機会になったとともに、視野が広がるきっかけともなりました。
今年度は、5月から2月までに全9回の開催を予定しております。
5月20日の第1回目では、戸田市政策研究所長から7年目を迎えたゼミ生に講話があり、第2回目は、今年度のテーマをゼミ生同士で考え、意見交換する場とする予定です。
この戸田ゼミでは、他自治体職員の方との交流の場としても機能しています。参加を希望される方は、お気軽にご連絡ください。
(研究員 柄澤 映)

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