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めるまが35(2013年9月10日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

庁内コミュニティを形成する組織
以前自治体シンクタンクが窓口となり自治体外の様々な主体(商工会議所や信用金庫など)と「連携していく組織」という話をしました。確かに庁外主体との連携も重要ですが、庁内の自治体職員を結び付けていく役割も自治体シンクタンクに求められます。そこで今回は、自治体シンクタンクが主体となり庁内コミュニティを形成している事例を紹介します。
自治体シンクタンクの中には、プロジェクト・チーム(Pt)を設置し、調査研究を進める事例があります。Ptとは「自治体職員が自ら所属している組織の枠を飛び越え、横のつながりを基調とし、当該問題を解決するために必要な事項を、調査・分析・研究等の過程を通して、その後、企画立案と実施を行う時限的な組織」と定義することができます。
ある程度の人口規模の自治体になると職員同士でも面識があるとは限りません。Ptという機会により様々な部局の人たちが一つのテーマで意見交換することは、テーマに沿った議論ばかりでなく、それぞれの部局で抱えている課題や悩みに触れることになります。これは一種の共同体的感覚になれます。これは庁内の新しいコミュニティ形成を意味します。
Ptを採用しているのは、戸田市政策研究所、かすかべ都市みらい研究所、鎌倉市政策創造担当と枚挙に暇がありません。それぞれの自治体シンクタンクのPtは一様ではなく、少しずつ異なっています。ただ、Ptを通して新しいコミュニティが形成されるという点は共通しています。庁内コミュニティの強化は、自治体競争に勝ち抜く要諦となります。
(政策形成アドバイザー 牧瀬稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

研究成果に命を吹き込む
研究活動の終着駅は成果の事業化と言える。さらに欲を言って、レールを伸ばせば、事業化された後の進捗管理、評価及び軌道修正に対しても研究所として何らかの関与が必要でないか。とはいえ、2008年度に設置された当研究所においても、2012年度まで事業化が目的でない基礎研究等を含め23本の研究活動に取り組んできたが、そのすべてが事業化されたとは限らない。しかし、専任研究員が1人という零細研究所では、研究員が本務との兼務であるため、本務の合間をぬって熱心に研究活動に取り組んできた研究員の汗は無駄にできない。
その思いから当研究所では事業化に向けた一つの手法として、事業担当課長、企画担当課長及び財政担当課長に対する、研究成果に係る「指示書」の通知に取り組んでいる。この手法が採用できるのは、市長直轄組織故に成し得る本研究所の最大の強みと言えよう。この指示書により、担当課では研究成果の事業化への検討、予算化が伴う事業については予算積算等を行う体制が、ここにきて整備されてきた。
研究所設置6年目を迎え、発展期に入った当研究所。研究所の成果が事業化100パーセントとなる日も近いかもしれない。
(主任研究員 梶山浩)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

デジタル一眼レフカメラに出会って約半年。広報担当者として様々なイベントに参加した。多種多様な被写体の魅力を如何にして引き出すのか。結果が作品として残ってしまう中で、カメラマンとしてのセンスが問われる。
カメラレンズ(Nikkor)を通して見えたものを、自身の意思として作品にする。しかし、実際に紙面に落としてみると、どうにもしっくりこないことがある。写真を通じて、「躍動感」や「気持ち」を伝えることができない。目に見えないものを見えるものとして表現することの難解さを、その度に痛感する。
高性能なカメラほど、多機能であることが多い。中には、地味なカメラでも味があり、時には高性能カメラより好まれる作品を生み出すこともある・・・らしい。備わっている機能をどのように生かすのか、結局は撮影者自身のセンスにかかってくる。見る人に感動と共感を提供できる腕前になれるのだろうか。
政策研究も同じことが言える。政策は目に見えない。それを目に見えるデータや完成品を成果として結果を出していく。難解だ。しかし、難解ではあるが不可能ではない。
まずは、「躍動感」や「気持ち」を表現するために、自身の地味な機能で何ができるのかをまず一つ一つ知っていこう。ふとそんなことを思った今日この頃。
(研究員 柄澤映)

(4)戸田ゼミの取り組み

第3回(8月23日)の報告
第3回は、戸田市のシティセールスの方向性を示している「戸田市シティセールス戦略」について各自評価し、A4紙1枚にまとめたレポートを発表した上で前回の講座を踏まえ、意見交換を行いました。
「シティセールス担当はどこか?」「メインターゲットは?」「シティセールスをなぜ行うか?」など、活発な意見が出るとともに、戸田市を見つめなおす良い機会となりました。
第4回(9月26日)の案内
第4回は、法政大学地域研究センター客員研究員であり、「戸田市におけるシティセールス、今後の方向性について」の研究にご尽力いただいている中島先生から、「(仮)効果的なプロモーション」について公開講座を予定しています。
普段、プロモーション活動やマーケティング活動を意識して業務に取り組んでいますか?プロモーションの具体的な手法などを学び、効果的な仕事の進め方を身につけていきたいと考えております。
日時:9月26日、午後6時から
場所:市役所5階大会議室A
(研究員 長谷川昌之)

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