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めるまが24(2012年8月13日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

観光振興の一つの視点
日本が歩む人口減少の時代において、自治体間競争が活発化しつつあります。この自治体間競争は「地方自治体がそれぞれの地域性や空間的特徴などの個性(特色)をいかすことで、創意工夫を凝らした政策を開発し、他地域から住民等を獲得すること」と定義できます。先進的な自治体は、様々な政策を開発することで、人口の増加を目指しています。
人口の増加は「定住人口」と「交流人口」に大別できます。定住人口とは、その自治体内で生活する人々を意味します。一方で交流人口とは、他自治体から、その自治体に通勤・通学、あるいは観光客として訪れる人々になります。多くの自治体は、定住人口の増加を求めています。しかし実際問題として、定住人口を獲得することは難しい現状があります。
そこで、多くの自治体が交流人口の増加を実現しようと努力しています。特に「観光客」の獲得です。しかし普通に考えれば、この観光客は人口が減少するに伴い、「国内」観光客も減少していくことが予測されます。そのため、観光庁は観光立国を目指して、国外から観光客を集めようとしています。けれども、現状ではなかなか成果が見えてきません。
国内の観光地で観光客を増加している要諦は、「その地域ならでは」や「その地域だけ」の商品やサービスを提供している傾向が見られます。二番煎じではない独自性を発揮しています。それはブランド化(違いづくり)に成功したと言えます。そんな8月10日は語呂合わせで「宿の日」です。観光に行ってみませんか。ちなみに私は会津若松にいきます。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

市内交通の低炭素化に向けた電気自動車普及に関する研究
今年度、政策研究所では政策支援として「市内交通の低炭素化に向けた電気自動車(以下「EV」という。)の普及」について、担当部署との共同により調査研究を実施します。
気候変動に関する政府間パネルの報告書によると、20世紀半ば以降に観測された世界平均気温の上昇の大半は、人為起源の温室効果ガスの増加が原因の可能性が高いといわれ、温室効果ガスの濃度を安定させるには、今世紀半ばまでに現状の半分程度に排出量を減らす必要があります。しかし、東日本大震災による原子力発電所事故を受け、代替する火力発電を増やしたことも影響し、2012年度の排出量は1990年度以降最も多くなる見通しとなりました。
こうした中、戸田市では、「戸田市地球温暖化対策条例」を基に、市域全体における温室効果ガス削減に努め、低炭素型社会の構築に向けて取り組んでいます。特にEVの普及施策では、庁内EVの導入や充電設備設置補助制度の創出、急速充電設備の設置等を実施しています。
本研究では、戸田市におけるEV交通普及の全体像を描くとともに、先行自治体や民間企業で導入されている自動販売機を利用したEV給電システム等、具体的事例の可能性を明らかにし、戸田市にとって最適な施策を研究していきます。
なお、本研究は、8月までの短期間で結論を出す予定となっているため、次回までに研究成果をまとめていきたいと思います。
(研究員 長谷川昌之)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

4年に一度の午前8時59分60秒
保育所や学童保育への迎えは1分1秒を争う戦いだ。やっとの思いで仕事を終え、誰もが我が子に早く会いたい一心で家路を急ぐ。「やばい!間に合わない!」と思った時、ドラえもんのひみつ道具「どこでもドア」は喉から手が出るほど入手したいアイテムである。もう一つ、「時間よ、止まれ!」と呪文を唱えれば時が止まる魔法も、できることなら使ってみたい。
先日、W陸橋を猛スピードで上っていくママチャリの後方についた。坂の途中に差し掛かった時、女性のバックに結んであったスカーフが風で舞い落ちた。しかし、女性は気づかずに一心不乱ペダルを漕ぎ進める。私も拾ってあげようと試みるものの、後方の車列に煽られ、事故になりかねないので、残念ながら拾うことを諦めざるを得なかった。
陸橋を猛スピードで下り、やっとの思いで女性の自転車に追いつき話し掛けた。(私)「すみません。スカーフが落ちましたよ。」(女性)「どこで落ちたんですか?」(私)「陸橋の向こう側です。危ないので自転車を陸橋の手前に止めて拾いに行かれたらどうですか?」(女性)「私、子どもの迎えで急いでますから・・・。」
大切なスカーフを犠牲にしてまで、子どもの迎えのために立ち去った女性。あまりの強い口調と形相に、余計なお世話だったのか、それとも私が拾わなかったことに対する不満なのか、いっそ話し掛けなければ良かったと深く自責の念にかられた。
うるう年に調整された1秒。いつも無意識のうちに過ぎ去っていく1秒が、女性にとっては大きな意味を持つ1秒であったに違いない。
(主任研究員 梶山 浩)

(4)戸田ゼミの取り組み

第3回(7月27日)のご報告
第3回は、1.戸田市議会の概要について学習し、2.連載文章『「歩ける」ことが商店街の活力に』(雑誌「地方行政」第10312号掲載)を各自が読み、A4紙1枚にまとめたものを発表し、意見交換を行いました。
商店街の活性化と、「歩ける」まちづくりをテーマに、意見が活発に交換されました。他市の活動の評価や、その戸田市への適用可能性など、具体的な事例に関する議論もなされました。
第4回(9月13日)のご案内
第4回は、外部交流を企画予定です。庁外の方との意見交換を通し、新たな発想やアイデアが創出されることを期待しています。また、参加ゼミ生には、職員とは違った視点、考え方、主張を肌で感じ、今後の政策形成や業務に活かせるような経験にしたいと考えています。
ご案内
戸田ゼミは、自由参加型ゼミです。1回限りの参加でも結構です。外部の方でも結構です。興味がおありの方はお気軽にお問い合わせください。
今年度も、戸田ゼミでは外部団体等との交流会を募集しております。また、個人でのご参加もお待ちしております。
(研究員 鈴木 伸明)

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