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めるまが20(2012年2月10日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み
(5)戸田市政策研究所からのお知らせ

(1)政策形成アドバイザーの徒然

現場に軸足の置いた研究を!
私は、様々な学術団体(学会)の学術委員や査読委員を担当しています。これらの委員会では、研究者が応募する学術論文を審査しています。先日も、私はある学術論文を査読しました。その学術論文で考察している対象が、かつて私が担当者として実際に取組んだ仕事でした。私が当事者として取組んだ業務が、研究の対象となることがたまにあります。
査読をしていて、いつも思うことは、実際に事業を実施している担当者と、その事業を考察対象とする研究者の間には、かなりのギャップがあるということです。たとえば「ここの考察は、担当者からみると、ぜんぜん的を射ていないだろう」や「なんで、この部分を評価するのか。あっち部分に力を入れた事業であるのに」という感想が少なくありません。
このように思うことは、私だけにしか当てはまらないかもしれません。しかしこういう経験を何度もするうちに、毎回実感することは、「実践」と「学術」の間には、ギャップがあるという事実です。もちろん、このギャップが「いい」とか「悪い」とかは、立場によって異なると思います。どちらが「いい」とか「悪い」とか言っているわけではありません。
自治体シンクタンクは、地方自治体の一組織になります。つまり「住民の福祉の増進」が目的となります。そのように考えると、机上の空論の域をでていない成果は、まったく意味がありません。住民の福祉の増進に、どれだけ寄与したかが問われるべきと思います。あくまでも現場に軸足を置き、「実学」を貴重とした成果を導出していくべきと考えます。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

戸田市政策研究所の活動検証
今年度は研究テーマの一つとして「戸田市政策研究所の活動検証」を行っています。
地方分権の進展の中、戸田市の政策形成力を高めることを主旨とし、県内初の自治体内設置型シンクタンクとして2008年4月に設置された戸田市政策研究所ですが、本年度で活動4年目を迎えています。調査研究と政策支援の2つの機能を軸に据え、毎年度テーマを設定しての研究活動、研究に必要な調査の実施、自主勉強会戸田ゼミの主催など、様々な活動を積極的に展開してきました。3年が経過したここで一度活動を振り返り、研究所の今後の方向性を考えることとしたものです。
検証にあたっては、2つの機能に基づく活動全般について成果と課題を抽出し整理を行い、課題については対応の方向性も考察しています。これらの作業は研究所内部で行っていますが、併せて活動に対する外部からの評価も試行しました。現在全国の38(日本都市センター調べ2008年4月現在)の自治体でシンクタンクが設置されていますが、これらの状況に詳しい外部の識者に評価をお願いすることで、戸田市政策研究所の課題や相対的な立位置といったものを明らかにできるのではないかと考えています。これらの評価については共同通信社編集委員と日本都市センター主任研究員のお二方にお願いしました。
これら活動検証を通じて今後の研究所の方向性を導出していきます。
(主任研究員 山本 義幸)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

2月3日は節分でした。節分といえば豆まき。「鬼は外、福は内」と豆をまいて、恵方巻やイワシを食べる家庭の行事です。また、神社やお寺、町会等でも追儺式や豆まき式が行われます。私も子どもの頃、豆と一緒にまかれるお菓子が楽しみで、よくお寺や町会の節分イベントに参加したのを覚えています。
旧暦では、立春の日が「一年の始め」とされ、この日の前夜を年越しとする風習があります。立春を新年と考えると節分は大晦日にあたり、前年の邪気を祓うという意味をこめて、追儺の行事が行われていました。その一つが「豆まき」です。
でも、なぜ豆をまくのでしょうか。疑問に思い調べてみると、これは中国の習俗が伝わったものだそうです。昔、鬼が出たときに、大豆を鬼の目に投げつけて退治したという逸話が残っていて、豆は「魔滅(まめ)」に通じ、豆をまくことによって邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるといいます。毎年行う行事や風習などは、意外と知らないことも多く、調べてみると面白いものです。
季節の切り替わりには、自分を取り巻く自然の流れや周囲の環境が大きく変化して、それまでの運勢の流れが入れ替わるといわれます。節分を機に、自らの心の鬼を祓い、春を呼ぶ新たなスタートに立ちたいものですね。
(研究員 佐藤 真由美)

(4)戸田ゼミの取り組み

第7回戸田ゼミのご報告
第7回戸田ゼミでは、はじめに牧瀬座長から「都市間競争と政策開発の関係」についてご講演いただきました。その後、ゲストとしてお招きしました他自治体の職員の方、民間企業の方などと一緒に、人口獲得に向けた今後の政策開発などについて、熱い議論が交わされました。戸田市を知る方からは、外からの視点で良い刺激を、また、自身の自治体での政策についてご紹介いただいた方からは、本市でも参考になるご意見をいただきました。
ご参加いただきましたゲストの皆様ありがとうございました。
第8回(2月13日)のご案内
次回の戸田ゼミでは、「残念な人の思考法」(日経プレミアシリーズ)山崎将志著を指定図書に取り上げ、事前作成レポートをもとに、ディスカッションを行う予定です。ゼミ生のほか、主任相当職以下の職員はどなたでも参加できますので、興味のある方はご連絡ください。
なお、今回が今年度最後の回となります。来年度は5月(予定)から開催いたしますので、今後ともご理解ご協力のほどよろしくお願いします。
日時:2月13日、午後6時~
場所:大会議室A
戸田ゼミでは、他自治体職員の方との交流の場としても機能しており、参加者を募集しています。また、他自治体で実施されている自主勉強会とのコラボレーションも実施していますので、お気軽にご連絡ください。
(主任研究員 山本 哲史)

(5)戸田市政策研究所からのお知らせ

政策研究所では、2012年3月19日午後2時より戸田市役所大会
議室にて、政策研究所の2011年度の研究成果の報告をします。また、学識経験者を迎えた講演を開催し、量的調査からみる戸田市のすがたについて学びます。詳細は、2月15日以降に政策研究所HPでご案内いたします。

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