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めるまが18(2011年12月12日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み
(5)戸田市からのお知らせ

(1)政策形成アドバイザーの徒然

条例による政策力の萌芽
今日、地方自治体の政策力が問われつつあります。この潮流は、遅々として前進しないこともありますが、趨勢的には必ず求められてきます。政策力は、発想力や創造力などを内包した能力と思います。この政策力が「見える化」として明らかになるのが、一つに条例(条文)があります。今回は、政策力が垣間見られる特徴的な条例を紹介していきます。
どの地方自治体においても、行財政改革が緊急の課題となっています。「千代田区行財政改革に関する基本条例」は、行財政改革に数値目標を明記しています。それは「(1)経常収支比率85パーセント程度」と「(2)人件費比率25パーセント程度」とあります。条例に数値目標を書き込むことは稀です。条例に数値目標を書き込むことで、千代田区の意気込みが感じられます。
議会基本条例を制定する地方議会が増加しています。その中に「反問権」を明記する条例が少なくありません。反問権とは、字のごとく「反」対に「問」う権利になります。首長等が議長の許可により、議員の質問に対して論点・争点を明確にするため、議員に「逆に」聞き返すことができる権利になります。実に画期的な規定と評価できます。
ところが、最近では反問権の先を行く規定も登場しています。それは「反論権」です。一般的に反論とは「相手の論や批判に反対の意見を述べること」となります。採用したのは「鹿追町議会基本条例」です。同条例は「反問権」と同時に「反論権」も併せて規定されています。このように政策力を駆使して、新しい条例を創出する時代に入ってきました。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

ランニングコースの先進事例とランニングのまちづくりの研究について
今年度、政策研究所では「ウォーキング・ランニングのまちづくり」の研究に取り組んでいます。研究の一環として、先進事例となるランニングコースを走ってみましたので、コースの概要と実際に走ってみての所見を報告します。
一つ目のコースは、今年5月から利用が開始された「お台場ランニングコース」。臨海副都心であるお台場に誕生した往復のランニングコースです。コースは、一般財団法人ランガールの協力を得て、東京都港湾局が設定しています。潮風を感じながら、レインボーブリッジや対岸の東京都心を眺めて走るという、とても気持ちのよいランニングコースでした。コース上には1kmごとの路面に距離表示が設置され、トイレや水飲み場も多く、ランナーに配慮したランニングコースでした。
二つ目のコースは、一周約5kmの皇居をそのままコースとした「皇居ランニングコース」。千代田区観光協会では「観光×皇居ランニング」をテーマに、
皇居ランニングを大きくPRしています。実際に訪れてみて、皇居でのランニング人口の多さに驚きました。皇居周辺はランナー用の施設が充実しており、アクセスも良く、何よりも都心の中心を走れるという満足感から、多くの人がランニングに訪れているようです。皇居を廻るコースは、景観が素晴らしい場所がいくつもありました。
さて、本研究では戸田市におけるランニングコースの可能性を提言していく予定です。ランニングコースの設定にあたっては、安全であること、信号がないこと、そして先進事例のコースのように気持ちよく走れることが大条件です。戸田市におけるランニングのまちづくりは、ウォーキングとあわせ、年度末までに最終報告をまとめていきます。
(研究員 冨田 涼二)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

年の瀬の振り返り
12月に入り、世の中も身の回りでも暮れの準備で慌ただしくなってきた。12月というと、財団法人日本漢字能力検定協会が毎年12日に今年1年の世相を表す漢字を発表している。昨年は「暑」(全国的な猛暑やチリ鉱山事故で暑い地中から無事生還など)、一昨年は「新」(政権交代や新型インフルエンザ流行など)であったが、今年はどんな漢字が当てはまるのか個人的に予想をしてみた。
「絆」…震災復興に向けて日本全体が一つの絆で結ばれたなど
「結」…絆と同様
「災」…東日本大震災や台風12号など
「放」…放射線や国民を放り投げる国政など
他にも色々な漢字が思いつくと思うが、漢検の発表はこのめるまが配信されるころには出ているだろう…。
毎年この漢検の行事は1年を改めて振り返る良い機会となっているとともに、今年も自身のことを振り返っていなかったと反省する機会ともなっている。来年こそはぜひ「吾日三省吾身」でありたい。
(主任研究員 山本 哲史)

(4)戸田ゼミの取り組み

第5回及び第6回戸田ゼミのご報告
第5回戸田ゼミでは、「現在における革新的自治体について」というテーマで議論を行いました。少人数による開催となりましたが、フェイスブックを導入した自治体や庁内FA制度を導入した自治体など、特色ある自治体についての議論を行い、内容の濃い勉強会となりました。
第6回戸田ゼミでは外部講師の方をお招きし、「ファシリティがもたらす業務改革について」というテーマでご講演をいただきました。当日はゼミ生以外にも庁内で参加者を募り、多数の方に参加をいただきました。住民の利便性や業務効率の向上のためには、ファシリティマネジメントが重要であると改めて認識しました。
第7回(1月13日)のご案内
次回の戸田ゼミでは、自主勉強会を実施している他自治体の職員を招き、ディスカッションを行う予定です。ゼミ生のほか、主任相当職以下の職員はどなたでも参加できますので、興味のある方はご連絡ください。
日時:1月13日、午後6時30分~
場所:504会議室
戸田ゼミでは、他自治体職員の方との交流の場としても機能しており、参加者を募集しています。また、他自治体で実施されている自主勉強会とのコラボレーションも実施していますので、お気軽にご連絡ください。
(研究員 冨田 涼二)

(5)戸田市からのお知らせ

戸田市では、大学連携事業として講座を開講しています。来年1月からは、『法政大学大学院連携講座2012「つながる@法政大学大学院」』と題して5回の講座を開講いたします。本講座は、ICTを活用したサテライト講座となっています。市内外から受講生を募集していますので、ご興味のある方はこちらをご覧ください。
たくさんのご応募お待ちしております。

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