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めるまが17(2011年11月10日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

求められる業種・業態の転換
毎年のことですが、9月から11月にかけて、私は講演や職員研修が集中する傾向にあります。そのため全国の地方自治体をまわる日々です。もっぱらホテル暮らしが続きます。先日、宿泊したホテルは「微妙」でした。外装が思わせ振り、室内はかなりあやしかったです。まるでラブホテルに宿泊したようでした。実は、かつてはラブホテルだったようです。
最近では、ラブホテルとは表現せずに「レジャーホテル」と言うようです。そのレジャーホテルは全国に約3万7千棟あるとのことです(2007年の時点)。これだけあると、どうしても過当競争になります。その結果、生存競争に勝ち残れないラブホテルは、地域ニーズを読み取りながら、時代の要請に応じて、業種・業態を転換していくことになります。
私が宿泊したホテルは、かつてはラブホテルだったと思われるのですが、様々な理由から、通常のビジネスホテルに業種・業態を転換したと推測されます(しかし外装も室内も、所々にラブホテルの面影が垣間見られ、かなり微妙でした)。今回、宿泊したホテルは、「時代の要請に応じて、常に変化していかないと生き残れない」ということを教えてくれました。
地方自治体も、住民ニーズや時代潮流にあわせて「業種・業態を転換していく」という発想が求められつつあります。例えば、依然として窓口は8時30分に開かれますが、その時間にくる住民は少ないと思います。むしろ、10時00分にスタートしたほうが住民ニーズに合致しているのではないでしょうか。
10年前や20年前と同じではいけないと思います。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

大学との連携による調査研究機能「アンケート調査」の強化
近年、自治体が実施するアンケート調査の設計や集計調査結果の精度の低さが、研究者の間で指摘されている。本研究所においても研究員の社会調査の経験とスキルの不足が課題となっていた。
そこで、不足する経験とスキルを研究所外との連携により補完するため、2010年度から調査の知識とノウハウを持つ大学との連携によるアンケート
調査を実施している。昨年度は、「シティセールス戦略」の策定にあたり、転入・転出者1,800名に対し移動の理由等を尋ねる意識調査を実施した。本調査からは、近隣自治体からの転入・転出が多数を占め、通勤通学の利便性を移動の理由に挙げる方が多いことが導出された。また、転出者において5年未満の居住が6割を占めるなど、比較的短期の居住で転出される方が多いことがわかった。
本年度は、昨年度調査の結果を踏まえ、定住に結びつく要素は何かを知るため、シティセールスのターゲットとなり得る若年世帯、かつ長期(5年以上)に居住している方を対象とした、本市の「住みがい」や、地域、場所への「愛着」についての意識調査を実施している。
今後は大学との連携を進める中で、調査の成果のみならず調査票の設計から集計・分析といった調査のノウハウを研究所に蓄積していきたいと考えている。
(主任研究員 山本 哲史)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

香り三話
10月初旬、爽やかな秋風を肌に受けながら軽快に自転車を漕ぎ進める通勤路。アスファルトを焼き付けた熱の照り返しが足下から体中に伝い、大汗をかきながらペダルを漕いだあの猛暑が懐かしく感じた。そんなことを感じながら住宅街を通り抜けいくと、あたり一面に漂うキンモクセイの甘い香りに後押しされ、さらにスピードが加速する。キンモクセイの香りは花言葉のとおり、私を「陶酔」させ朝の慌ただしさを一時忘れさせてくれた。
“香り”と言えば、先日、イタリアの人気ブランド「Robertocavalli」が、今後のブランド展開を問われ、「見る人に”香り”を感じさせる洋服をデザインしたい」と熱弁を振るっている姿が興味深かった。臭覚でなく視覚から得る香りとは、果たしてどのような”香り”なのか。ロベルト・カヴァリ氏の魔術に世界中のファンが大きな期待を寄せているに違いない。
私の好きな言葉の一つに、「花は香り、人は人柄」がある。見た目はいくら華やかで艶やかでも、造花には真に人を引き付ける魅力はない。人もまたいくら実力があっても、傲慢で鼻持ちならない人に人間的魅力はないとの意味。この言葉を心の糧に、人を磨き、そしてキンモクセイの香りのように人を魅了できるように成長したいものだ。
(主任研究員 梶山 浩)

(4)戸田ゼミの取り組み

戸田市政策研究所では、市全体の政策形成力を高める取り組みの一環として、庁内自主勉強会「戸田ゼミ」を開催しています。この自主勉強会は、与えられたテーマを基に考えをまとめ、発表し、そしてディスカッションを行うのが主な活動内容となっており、参加者の政策形成能力の確立と向上を目的に開催しているものです。
今年度の戸田ゼミは、入庁8年目の職員から新規採用職員までの若手職員が参加しています。途中参加や1回限りの参加も可能ですので、興味のある方はご連絡ください。
第5回(11月25日)及び第6回(12月9日)のご案内
次回第5回の戸田ゼミは、「現在における革新自治体について」をテーマに発表及びディスカッションを行います。また、第6回戸田ゼミでは、戸田ゼミ生のみならず全職員を対象として、外部講師の方を招いての講演及び意見交換を行う予定です。
第5回戸田ゼミ
日時:11月25日、午後6時~
場所:504会議室
第6回戸田ゼミ
日時:12月9日、午後6時~
場所:大会議室B、C
戸田ゼミでは、他自治体職員の方との交流の場としても機能しており、参加者を募集しています。また、他自治体で実施されている自主勉強会とのコラボレーションも実施していますので、お気軽にご連絡ください。
(研究員 冨田 涼二)

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