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めるまが12(2011年6月7日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

自治体における営業・・・「シティ・セールス」
民間企業の組織形態を、おおまかに把握すると「総務部門」「企画部門」「事業部門」「営業部門」にわけることができます。一方で自治体の組織形態を考えると「総務部門」「企画部門」「事業部門」は見つかりますが、「営業部門」がないことに気がつきます。例えば「自治体職員が営業に行き売り上げを稼いでくる」ということは、ほとんど聞きません。
私見ですが、そもそも自治体職員は営業に向かないと思っています。その理由は、職業選択の際に「営業をしたいから自治体に入る」という人はいないからです。議論を単純化すると、一般的には「営業をしたいから民間企業を受ける」のであり、裏返すと「営業はしたくないから自治体を受ける」ということになると思います。
一方で、自治体は「経営」という言葉を使う傾向が強まっています。この経営という言葉を使うのならば、民間企業のように「営業部門」を強化していく必要があるのではないでしょうか。そこで自治体における営業部門は何になるのか考えると、その一つの回答として「シティ・セールス」(シティ・プロモーション)になるような気がします。
もし自治体が営業部門を強化していくのならば、「シティ・セールス」の取り組みに力を入れていくことが大事です。シティ・セールスを推進していくことが、健全な自治体経営を進めていくことにつながっていきます。そして、これからの都市間競争を勝ち抜くためには、シティ・セールスにより、積極的に自らの都市を売り込んでいくことが大切です。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

「自治体キャラクター」を守る!知的財産権の保護と運用に関する研究
最近、「自治体キャラクター」いわゆる「ゆるキャラ」が様々なメディアで登場するようになってきました。埼玉県でも、県内のご当地キャラで結成された「ゆる玉応援団」は60体もの登録があります。また、戸田市においても、様々な分野で活躍しているキャラクターは約21種類もいます。しかし、これまで戸田市の代表としてのキャラクターの選定は行っていないため、今後戸田市のPRを背負ってもらうキャラクターの選定が必要となっています。
このため、政策研究所では、「自治体キャラクター」も含めた自治体が所有する財産に係る知的財産権について、プロジェクトチームを設置し研究に取り組みました。
その結果、キャラクターには主に「意匠権」「商標権」「著作権」が関わることが明らかとなり、これらの権利により守るべきキャラクターの原画、個性、ネーミングなどの取り扱いについて詳細を報告書として研究所のHPに掲載していますので、ご覧いただければ幸いです。
本研究に取り組むに当たって、昨年11月に県内で初めて開催された「ゆるキャラさみっとin 羽生」を訪れましたが、1日のみの開催にもかかわらず約5万人の来場者がおりました。改めて、ゆるキャラの持つ魅力というものを実感しました。今後、「固い」というイメージの行政に「ゆる~い」キャラクターが市民との橋渡しとなることを期待しています。
(主任研究員 山本 哲史)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

公務員の品位って?-「外見の品位」は「心の品位」から-
今夏の節電対策に向けた「クールビス」をめぐり、その許容範囲に世論の賛否が分かれている。論点は基準が不明瞭な「公務員の品位」である。「品位」とは、「見る人が自然に尊敬したくなるような気高さ」の意味。品位を感じるか否かは、人それぞれであるが、特に公務員は、“全体の奉仕者”としての使命を追い、一挙一動に住民からの注目度も高い。ポロシャツを容認するのか?、色を指定するのか?、裾をズボンから出して良いのか?、果てはアロハシャツや半ズボンまで・・・、各自治体の線引きはまちまちである。
しかし、外見の品位は、内面的な“心”の品位のある人でなければ、当然に表出されるものではないと考える。いくらブランド物を身にまとい着飾っていたとしても、心に品位のない人には逆に嫌らしささえ感じてしまうこともある。
また、心に品位のある人とない人が、まったく同じ洋服を着ていたとすれば、心に品位のある人に品位を感じるのが自然ではないか。つまり、議論の本質は、見た目の品位を争点にする以前に、公務員の心の品位をいかに高めていくかにあると考える。
品位を問いながら、「服装の乱れは心の乱れ」と口酸っぱく言われた学生時代を思い出した。一公務員として、また一人の人間として、ぜひ心の品位を高めたいものだ。
(主任研究員 梶山 浩)

(4)戸田ゼミの取り組み

第1回目戸田ゼミのご報告
第1回目は、戸田ゼミの座長であり、研究所の政策形成アドバイザーである牧瀬先生から「『戦略』とは何か~新しい市政モデルの構築に向けて~」と題し、ご講義をいただきました。
今年度のテーマは「戦略(思考)」。都市間競争を勝ち抜くためには、地域にあった独自の戦略を構築することが重要です。そのため、今年度の戸田ゼミでは、他自治体の政策を取り上げて議論を深め、戦略思考の確立と向上を目指します。
第2回(6月10日)のご案内
第2回は、事前課題(A市の市政の評価をA4用紙2枚以内で言及しまとめ
る)を基に発表及びディスカッションを行います。
日時:6月10日、18時~
場所:市役所5階大会議室A
戸田ゼミは、他自治体職員の方との交流の場としても機能しており、戸田市職員以外の参加者も募集しています。
また、他自治体で実施されている自主勉強会とのコラボレーションも実施していますので、お気軽にご連絡ください。
(研究員 佐藤 真由美)

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