最新号「カワセミ通信2024年5月号」
掲載日:2024年5月1日更新
カワセミ通信は、彩湖自然学習センター(みどりパル)が発行する情報紙です。彩湖自然学習センターで開催される講座や彩湖で観察できる様々ないきものたちの情報を掲載し、ほぼ毎月発行しています。ホームページ・館内配布のほかに、市内の小学校に通う家庭や市内中学校に配布しています。
最新号「カワセミ通信2024年5月号」の内容
カワセミ通信2024年5月号 [PDFファイル/1.05MB]
季節のいきもの:草はらの妖精
チョウ目ヒゲナガガ科:クロハネシロヒゲナガ
5月ごろミニ彩湖のカラスムギのまわりにほわほわと飛んでいます。春先に見られる昼間飛ぶ小さな蛾です。飛んでいる姿は妖精のようです。
見れれる時期:4月下旬から5月中旬まで
分布:本州、四国、屋久島
前ばねの長さ:6ミリメートル
ヒゲナガといいますが、長いのは触角です。オスは草の間をよく飛びまわりますが、メスはどちらかと言うとじっとしていることが多いです。
1齢のうちは食草のイネ科の植物を食べますが、2齢になると地面におりて枯れ葉で携帯巣をつくり、その中でサナギになります。
食草がはえている草はらの、地面から30センチメートルから40センチメートルまでのところを見ましょう。白い糸のようなものがフワフワ見えたらこのカワイイ蛾の触角です。