最新号「カワセミ通信2025年6月号」
掲載日:2025年6月2日更新
カワセミ通信は、彩湖自然学習センター(みどりパル)が発行する情報紙です。彩湖自然学習センターで開催される講座や彩湖で観察できる様々ないきものたちの情報を掲載し、ほぼ毎月発行しています。ホームページ・館内配布のほかに、市内の小学校に通う家庭や市内中学校に配布しています。
最新号「カワセミ通信2025年6月号」の内容
カワセミ通信2025年6月号 [PDFファイル/521KB]
季節のいきもの:梅雨時を利用する植物たち
梅雨時になるとセンター近くのミニ彩湖や四角池周辺は、希少な植物たちが生き生きとした姿を見せてくれます。その植物たちとは、梅雨時を上手に生き延びていくカヤツリグサ科のスゲの仲間です。
池周辺では7種類のスゲの仲間が自生しています。あまり目立たない植物ですが、見られる場所は木道のそばなので写真でスゲの仲間の特徴をつかんでみてください。
梅雨時になり池の水位が上がると、種子を落とし分布を広げる特徴があります。年ごとに分布が移り変わるスゲが目立ちます。それはトダスゲです。
また、スゲの仲間は茎が三角形なのでそっと茎をさわってみてほしいです。
スゲの仲間を観察する時は、梅雨時がピッタリです。観察すると、池周辺は貴重な自然環境の場であることがわかると思います。(T.W)