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市指定文化財(寛政の宝篋印塔)

掲載日:2014年8月28日更新
寛政の宝篋印塔の写真

寛政の宝篋印塔

戸田市指定有形文化財(歴史資料)1988年(昭和63年)3月17日指定

宝篋印塔を簡単にいうと、「宝篋印陀羅尼を納める塔」ということで、形態は上から相輪、笠、塔身、反花、基礎の順になっています。
常福寺の宝篋印塔は、下戸田村の金子善四郎・善兵衛が建立したもので、造塔は1790年(寛政2年)徳川十一代将軍家斉の頃のものです。
塔の基礎部正面には「南無阿弥陀仏」、左には「諸寺院江寄付金、一万両余供養塔」の文字が刻まれています。台座四方には、幕府をはじめ地元や各縁故の寺院に寄進供養した額が刻まれ、金額の合計は実に1万697両1分にもなります。
造塔者である金子善四郎・善兵衛は、京都府左京区鹿ヶ谷の法然院山門にも一対の石灯籠を寄進し、これらの業績は『新編武蔵風土記稿』、『近世風俗見聞集』第三巻にも記載されています。

所在地

常福寺(戸田市中町2-4-11)

関係文献

戸田市史編さん室1970『戸田市の石造物』

見学の際には、マナーを守り、文化財の管理者や参拝者の迷惑とならないようにお願いします。


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