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広報戸田市 2019年8月号

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「南原遺跡出土男子埴輪頭部」~戸田市指定文化財~

 戸田市南町を中心に広がる南原遺跡は、弥生時代後期から近世にかけての複合遺跡です。昭和44年(1969年)に市教育委員会が実施した第1次発掘調査では古墳の跡が見つかり、さらには男子埴輪の頭部が出土しました。市内で初めて出土した埴輪だったため、注目が集まりました。全長は26.5センチメートル、顔の輪郭は面長で、帽子を被っており、耳の辺りに美豆良という男子埴輪の特徴である髪型の跡があります。

 現在まで13回の発掘調査が行われ、8基の円墳が見つかっています。また女子埴輪、馬形埴輪、鶏形埴輪も出土し、戸田の地にも古墳を築造できたほどの豪族が居住していたことを物語っています。


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