市は、1986年、市制施行20周年の年に平和都市宣言をし、恒久平和の実現と核兵器の廃絶に向けて努力することを誓いました。平和に過ごせる毎日に感謝するとともに、平和な未来を築き、次の世代に引き継ぐため、平和への願いを持ち続けていきましょう。
今回は、この夏に皆さんに改めて平和について考えていただくための企画や、市役所前庭でたくましく生きる「被爆アオギリ2世」についてご紹介します。
夏の平和企画 この夏、涙が止まらない。 映画「アオギリにたくして」無料上映会
第1部 映画上映会
広島の平和記念公園の被爆アオギリの木の下で、自らの被爆体験とその後の壮絶な人生を語り、戦争や核の恐ろしさを伝え続けた一人の女性の実話に基づく物語。彼女が生涯をかけて伝えようとした平和のメッセージを、この映画を見て感じてください。
脚本・監督:中村 柊斗
出演:風見 しんご、斉藤 とも子、原 日出子(特別出演) 他
第2部 講演会&ミニライブ
- モデルとなった沼田 鈴子さんについての講演
- 映画主題歌、挿入歌の生演奏 など
企画・製作・統括プロデューサー:中村 里美
プロデューサー・音楽監督:伊藤 茂利
募集
とき
2017年8月27日(日曜日)午後1時~4時(予定)
ところ
文化会館 5階 多目的ルームA
定員
60人
(注釈)応募多数は抽選
申込
2017年8月10日(木曜日)までに、参加者全員の氏名、代表者の電話番号を電話、ファクス(048-431-6790)、電子メール(hisyo@city.toda.saitama.jp)で政策秘書室へ
アオギリが伝える「命」と「平和」
平和記念公園のアオギリは、原爆によって幹の半分を焼かれながらもたくましく生き続け、被爆と敗戦の混乱の中にあった広島の人々に生きる希望を与えました。
実は、そのアオギリの子どもにあたる「被爆アオギリ2世」が、市役所前庭から私たちを見守っています。被爆アオギリから生まれた苗木を広島市から譲り受け、2006年に広島の平和記念式典に「平和大使」として参加した市民や市長により、2006年8月に植樹されたものです。
戦争の体験を後世に語り伝える人のことを語り部と呼びます。戸田市の被爆アオギリ2世も、被爆アオギリの意志を受け継ぎ、強くたくましく生き続けることで、無言の語り部として私たちに「命の大切さ」や「平和の尊さ」を語り伝えようとしているに違いありません。
黙とうを捧げましょう
広島市と長崎市では、原爆が投下された2017年8月6日と9日に、原爆被爆72周年の慰霊、平和祈念の式典が行われます。また、8月15日の太平洋戦争の終戦記念日には、政府主催の全国戦没者追悼式が行われます。6日と9日には原爆死没者の冥福と世界恒久平和を、15日には戦没者の冥福と世界平和を祈り、1分間の黙とうを捧げましょう。
広島原爆の日
2017年8月6日(日曜日)、午前8時15分~
長崎原爆の日
2017年8月9日(水曜日)、午前11時2分~
終戦記念日
2017年8月15日(火曜日)、正午~
お問い合わせ
福祉総務課 電話番号 048-441-1800(内線298)