「下戸田ささら獅子舞」
市指定無形民俗文化財の下戸田ささら獅子舞は、 下戸田ささら獅子舞保存会によって疫病退散・五穀豊穣を祈願し、毎年中町の氷川神社の夏祭りと秋祭りの時期に奉納されています。
民俗芸能をとりまく状況は、全国的にみても演者の高齢化、後継者不足などにより厳しいものとなっています。急速な都市化の流れをたどってきた戸田市もまた、地域の人々の努力なしには民俗芸能などの保存・継承が困難な状況にあります。
このような状況の中、郷土博物館では、昭和62(1987)年から平成3(1991)年にかけて下戸田ささら獅子舞を含む市の民俗芸能の調査を行ってきました。
調査からすでに約30年が経過していますが、戸田の郷土の伝統を後世に残す貴重な記録となっています。