戸田市では財政負担を削減するために、公共施設(市役所、公民館や学校など)の長寿命化を図っています。それを実現するため、市では現地調査などによって、各施設の状態を把握し、計画的な修繕の実施により、施設の安全確保に取り組んでいます。
計画的な施設の修繕とは
事後修繕型
事後対応だと建物の寿命が短くなってしまいます(およそ50年)
計画的修繕型(戸田市の取り組み)
計画的な修繕を実施して(築20年~30年)、公共施設の長寿命化を実現します(目標は80年)
公共施設の長寿命化に向けた取り組みについて
市では、長寿命化を目的とし、3つの基本方針に基づき、以下の取り組みを行っています。
3つの基本方針
- 公共施設の質の確保
- コストの削減
- 各年度の支出の平準化
取り組みの流れ
1 保全計画(修繕計画)
築年数などをベースにした中長期的な計画を策定しており、この計画に沿って施設の修繕を進めています。
各施設から劣化状況を報告
上記の計画とは別に、毎年度、建物点検マニュアル
(注釈)を活用し、各施設から劣化状況を報告します。
2 技師職員による現地調査
(1)で報告があった公共施設のうち、必要に応じて施設状況を詳しく把握するため、専門知識を有した技師職員による現地調査を行います。
3 現地調査結果などにより保全計画を更新
保全計画や現地調査による施設状況を踏まえ、修繕を実施する時期の優先順位をつけ、各施設の保全計画を更新します。
4 修繕の実施
(3)で決定した優先順位に基づき、翌年度に修繕を実施します。
建物点検マニュアルとは
施設の安全性確保や長寿命化を図るため、施設管理者が目視で日常的に施設を点検することにより、異常箇所などを早期発見し、施設を適正に保全することを目的とした手引きです。
利用者がいつでも安全・安心に利用することができるようさまざまな取り組みをしているんだね