戸田市ハザードブック
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我が国は、その自然条件から、地震、台風、豪雨、火山噴火など、様々な災害が場所を問わず発生しやすい環境にあります。また、近年の異常気象により、台風や大雨など自然災害が毎年のように発生し、全国各地で大きな被害をもたらしています。戸田市においても、局地的大雨や荒川が氾濫するような水害のほか、発生が懸念されている首都直下地震を始めとする様々な災害はいつ起こるかわかりません。このような災害に備えて、市では様々な対策に取り組んでいるところですが、被災された各地の状況をみると、行政だけで全てを防ぐことがいかに難しいかを思い知らされている状況です。このような中、市民一人ひとりが自分たちの地域の特性を理解し、起こりうる事態に向けて、日頃から事前の備えをすることが大切です。このたび市では、災害発生時に行政をはじめ、防災関係機関、市民および事業者が総力を結集し、災害予防、災害時の応急対策、復旧時にかかる市と議会、市民、事業所の責務を明確にして、災害による被害の最小化を図れるよう令和3年3月に「戸田市防災基本条例」を制定しました。この条例では、自助、共助、公助による予防対策及び応急対策においてそれぞれが果たす役割を規定することにより、防災対策を推進し、災害に強い地域社会づくりを目指しています。ぜひ、この「戸田市ハザードブック(保存版)」をご家族のパートナーとして、お手元に置いていただき、いざという時のためにご活用いただきますようお願いいたします。戸田市長 菅原 文仁自助・共助・公助一体として災害に立ち向かう自助共助公助自分の命は、自分で守る自分たちのまちは、自分たちで守る県や市などの取り組み防災基本条例は市の決意表明です。防災対策を総合的かつ計画的に推進し、被害を最小限にとどめ、災害に強いまちを実現するために防災基本条例があります。戸田市防災基本条例家族で考える避難計画家具の固定防災倉庫の管理など自主防災会での防災訓練9

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